狭山茶製造・販売 お茶の田畑園 | 新香味茶詳細

新香味茶詳細

上市した荒茶の市場落札単価

西九州茶市場に上市した荒茶(17点、計567Kg)の落札単価は平均3,283円/Kgであり、欠点やクセが無く、素直な作りで良いとの高評価が得られた。(図12-5)

新香味茶
図12-6 新型釜妙り製茶ラインにおける標準的な使用法ならびに工程処理後含水率図12-6 新型釜妙り製茶ラインにおける標準的な使用法ならびに工程処理後含水率

緑茶用品種で香気発揚が期待できる新型萎凋機(宮崎県)

緑茶用品種で香気発揚が期待できる新型萎凋機

釜妙り茶産地での活用を目的とした機械

宮崎県総合農業試験場茶業支場とカワサキ機工株式会社との共同研究により、主に釜妙り茶生産地帯向けの新しい萎凋機を開発したので紹介する。本機械で製造された茶は、茶種分類の半発酵茶に位置づけられるが、釜妙り茶産地での活用を目的とした機械であるため本稿で紹介する。

新香味茶ブランド開発に向けた取組

(1) 取り組み経過

平成25年度から萎凋機研究を開始。平成26年度からは、農林水産省の事業を活用し高千穂町、五ケ瀬町の2カ所で現地実証を行い、平成27年度に商品化(「ドラム式萎凋機」の名称で販売)に至る。

(2)技術の内容・特徴

①開発した萎凋機(以下、新型萎凋機)は、断熱材に覆われたドラム型の構造でドラムの回転時間、速度、間隔及び機内温度を多段階に制御できる。回分式で生葉換算50〜80Kg/回/台の萎凋処理が可能であり、茶葉の重量減少程度をリアルタイムで確認できる。 ②日干萎凋後の茶葉(重量減5%程度)を、新型萎凋機に投入し機内温度(20〜25℃の範囲内)とドラム回転条件を設定し13〜16時間処理することで良好な香りが発揚する。萎凋処理後に釜妙り茶用の製茶機械を用いて製茶した荒茶は香気が高く発揚する。 ③手作業で萎凋を行う場合、3名以上の作業者が必要であるが、本機は茶葉投入後、自動で処理することが可能なため大幅な省力化となる。 ④国内の日本茶コンテスト(日本茶AWARD)において、現地実証した茶が2ヶ年連続で高い評価を得ており、新たな需要が期待できる。 現地実証に係る成果は、農林水産省の平成25年度補正予算「攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業(事業期問:H26〜H27課題名:海外輸出に対応出来る日本茶生産体系の実証研究)」の助成を得て実施したものである。

写真12-11 緑茶用品種の香気発揚を目的に開発された新型萎凋機
図12-7 新しい製造方法

外部評価

表12-3 外部評価

[引用文献、参考書籍]

1 茶大百科1 歴史・文化/品質・機能性/品種/製茶農協協2008 2かまいり製玉緑茶の香味発揚技術総合助成・地域重要試験報告書1987年 3 松尾ら「釜妙り茶と前一茶の渋味の解析」日本食品科学工学会誌vol.59(2012)

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